花巻

吹きガラス体験再開 溶鉱炉など設備一新 森のくに【花巻】

新しい溶解炉などを導入し、吹きガラス体験を再開した「森のくに」

 エーデルワイン・サポート(藤舘昌弘代表取締役)が運営する花巻市大迫町のガラス体験工房「森のくに」(内田大輔支配人)は溶解炉などの設備を一新し、2024年度から4年ぶりに吹きガラス体験を再開した。大型連休中もオリジナルグラスなどを制作する人たちでにぎわい、内田支配人(51)は「溶けたガラスを間近で見て、取り扱う工芸の魅力に触れてほしい」としている。

 同工房は、接触による新型コロナウイルスの感染リスクを踏まえ、20年春から吹きガラスの体験指導を中止。溶解炉などの火を落とし、内田支配人は秋田県の工房に出向いて作品を制作し販売していた。

 体験を取りやめている間、老朽化した工房内の設備をリニューアル。原材料のガラスを溶かす溶解炉や、熱でガラスを成形するグローリーホール、吹きガラス用のパイプを温めるパイプウオーマーなど新しい機器を導入した。4月から制作体験を受け入れ、連休中もガラス工芸を楽しむ家族や観光客で活況を呈した。

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