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国内外へ売り込み 東南アジアのバイヤー初招待 いわて食の大商談会・盛岡

東南アジアのバイヤーを初めて招待して開かれたいわて食の大商談会

 本県の食の魅力を広くPRする県など主催の「いわて食の大商談会2024」は11日、盛岡市内のホテルで開かれた。県として今回初めて東南アジアのバイヤーを招待。出展者が自慢の商品を国内外のバイヤーらに売り込んだ。

 同商談会は県産品の販路開拓・拡大を目的に開催しており、14回目となる今年は県内の食品製造業者や農畜水産物の生産者など100者が出展。県が招待したシンガポール、マレーシアのバイヤーを含め、食品加工メーカーや小売り、流通、外食関係者ら国内外から433人が来場した。

 会場では、農畜水産物の加工品や菓子、めん類、酒類などを扱う業者がブースを設け、こだわりの自社商品をPR。バイヤーらは各ブースを巡り、商品の特徴や魅力など出展者から説明を受け、商談していた。

 県から招待された飲食店を運営する人吉グループの塩崎充裕マレーシア支社長(41)は「冷麺など地域食の商品開発に凝っている印象を受けた。パッケージやネーミングなどもよく考えられていて目に付きやすい。東南アジアではすしやラーメンなどの日本食がはやっており、餅などの和菓子も受け入れられやすいと思う」と語った。

 ところ天を製造・販売する斎藤食品(北上市)の斎藤幸介専務(44)は「バイヤーからは、岩手にところ天のスイーツがあることを知らなかったとの声を多く頂いた。東南アジアでは、ところ天のヘルシーさや食感、さっぱりとした甘味が受けると聞いたので、これを機に海外への販路拡大を図りたい」と話した。

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