北上・西和賀

北上拠点に業容拡大 スズキ営業所、新星工業事業所 新施設が完成

完成したスズキ岩手営業所(手前)と新星工業北上事業所(奥)の新施設=北上市村崎野

 半導体製造装置を扱うスズキと配管工事業の新星工業(ともに本社大分市、鈴木清己代表取締役社長)は、北上市村崎野に新たな拠点施設を整備した。北上工業団地に立地する半導体大手・キオクシア岩手などの主要取引先で、北上を足場に東北一円へ一層の業容拡大を目指す。

 スズキは1946年設立。2019年に北上工業団地のジャパンセミコンダクター岩手事業所内に間借りして岩手営業所を開設した。キオクシアでは半導体製造装置に使われる水、薬品をクリーンにするフィルター、製造装置付帯パーツの販売やメンテナンスを請け負う。同社やジャパンセミコンダクター、デンソー岩手を主要取引先として東北エリアで事業を広げた。

 新星工業は1979年設立。2019年に北上事業所を設け、半導体製造装置をつなぐ配管工事を手掛ける。両社は業容拡大に伴い物流倉庫などの機能強化が急務となり、新施設を建設した。

 新しいスズキ岩手営業所、新星工業北上事業所は国道4号沿いの同一敷地内に立地。ともに鉄骨造り平屋建てで、事務所と倉庫を備える。床面積はスズキ1716平方メートル、新星工業672平方メートル。両社合わせた敷地面積は約5000平方メートル。

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