訪問看護の課題 総合的に対応 県支援センター、来月開所【岩手】
県看護協会(相馬一二三会長)は8月1日、盛岡市緑が丘の同協会内に県訪問看護総合支援センターを開設する。看護師の人材確保や運営支援、教育体制の整備といった訪問看護を巡る課題に総合的に対応する支援拠点の役割を担い、地域の訪問看護提供体制の強化と安定化を目指す。
医療的ニーズの高い人が在宅で生活するケースが増え、訪問看護師の量的確保と質向上が求められている現状を踏まえ、内部組織として訪問看護の課題を総合的に解決・支援するための拠点を設置することにした。
同センターはセンター長含め2人体制。▽事業所の運営支援▽人材育成・確保▽従事者の質向上▽県民や看護学生へのPR―の4事業を柱に、訪問看護ステーションの新規開設に関する相談を受け付けるほか、体験型研修などを実施する教育ステーションの設置、新人訪問看護師の研修、就業希望の看護師や潜在看護師への研修サポート、看護師養成所への出前授業などに取り組む方針。人材育成に関しては年間20人の体験型研修の実施を目指す。
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