北上・西和賀

理想のリーダー像探る 市内3人が事例紹介 女性キャリア形成支援・岩手大【北上】

自らの経験を踏まえ事例発表する(左から)高橋さん、千田さん、中嶋さん

 岩手大主催の2024年度女性のキャリア形成支援リカレントプログラム「現代の女性の働き方を考えるネットワークカフェ」は19日、北上市生涯学習センターで開かれた。市内の事業所で管理職を務める女性3人が自らの経験を踏まえ事例発表。今後、求められるリーダー像を語り合った。

 同大は県内事業所で働き、活躍が期待される女性を対象に4回コースで連続講座を開いている。第2回となった今回は市と共催し、会場とオンライン合わせて20人が参加。北日本重機常務取締役の高橋久美子さん(38)、市商業観光課長の千田里枝さん(55)、リードコナン北上支社営業推進課長の中嶋桃加さん(40)の3人が発表した。

 家庭との両立について、高橋さんは「結婚出産後は思うように仕事ができなくなり、3人の育児や迎え、夕飯作りをしていたらご飯の味もしなくなった。久々に大きな海を見たら自分の悩みの小ささに気付き、子どもたちと読書するようになった。リフレッシュする時間は無理してでもつくるべきだ」と提言。千田さんは「同じ職場で共働きしていた夫は早期退職し、今はご飯を作ってくれる。これまでは仕事を終え慌ててスーパーに行き夕飯を作ってきたが、すごく助かっている」と感謝。Uターンし再就職した中嶋さんは「自然に囲まれ、生まれた場所で子育てできるのは良かった」と振り返った。

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