一関・平泉

うなぎ食べ暑さに勝つ 土用の丑【一関】

煙に包まれた厨房でうなぎを焼く作業に追われる細川代表取締役=一関市上大槻街・和風レストラン松竹

 24日は「土用の丑(うし)」。県南地方でうなぎを扱う料理店では、夏の猛暑をスタミナ料理を食べて乗り切ろうとかば焼きやうな重の注文が相次ぎ、厨房(ちゅうぼう)はうなぎを焼く煙と甘く香ばしい匂いに包まれている。

 JR一ノ関西口広場に面した一関市上大槻街に店を構える和風レストラン松竹は、1920(大正9)年の創業から104年を迎えた老舗。毎年土用の丑を前にした繁忙期もうなぎは国産にこだわっており、全国各地から取り寄せることで必要な数量を確保し、変わらぬ味を提供し続けている。

 今年は混雑が見込まれる19、23、24の3日間はレストランの営業を休止し、事前に予約を受け付けた各日限定200串をテークアウトで販売。23日は午後から常連客らが訪れ、焼きたてのうなぎを購入していた。

 厨房で宮崎県から届いた新鮮なうなぎを慣れた手さばきで焼く同店4代目の細川雄司代表取締役(53)は「今年も厳しい暑さが立秋の頃まで続くと思うので、うなぎを食べて元気に乗り切ってほしい」と語った。

 今年の夏の土用の丑は2回あり、次回8月5日は「二の丑」となる。

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