誘客、交流人口拡大へ 県内初 花巻市「旅先納税」開始
花巻市は23日、新たなふるさと納税「旅先納税」を導入した。観光客らが旅行前や旅行中にスマートフォンで納税すると、返礼品として現地の宿泊施設や飲食店などですぐに使える電子商品券が発行される仕組み。関係者が同日市役所で会見し、誘客や交流人口の拡大、地域経済の活性化に期待を寄せた。
同日時点で全国71の自治体が旅先納税を導入しており、県内の自治体では同市が初めて。電子ギフト事業を手掛けるギフティ(本社東京都)が提供するシステムを使い、同社と業務提携を結ぶ日本航空(JAL)がプロモーションを担う。
同市の旅先納税は、ふるさと納税の事務運営を管理する花巻観光協会の専用サイトで、必要事項を入力して寄付(5000~50万円の計9種類)すると、寄付額に応じた30%分の電子商品券「はなまき星めぐりコイン」が返礼品として受け取れる。
はなまき星めぐりコインが使える市内の加盟店は、同日現在で温泉宿泊施設や飲食店、観光施設などの市内32店舗。有効期限は発行日から180日間で、1円単位で支払いに充てることができる。
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