手足口病 警報レベル 県が注意喚起【岩手】
県は、乳幼児を中心に夏に流行する急性ウイルス感染症「手足口病」の県内患者が増加傾向にあり、警報レベルを超えたことから、流行期に入ったとして注意を呼び掛けている。
県によると、県内の1定点医療機関当たりの患者発生状況は、今月15~21日に県平均6・18となり、基準値の5・0を上回った。保健所別では、二戸11・5、久慈10、一関9、中部7・33、奥州7、盛岡市6・57の順で多く、県内10地域のうち6地域で基準値を超えた。
手足口病は、口の中や手足に出る水疱(すいほう)を伴う発疹が特徴。髄膜炎を起こし重症化する場合もある。せきなどによる飛沫(ひまつ)感染や接触感染などで広まる。感染予防策として県は、十分な手洗いやタオルの共用回避などを呼び掛けている。