花巻傘 伝える職人の技 貴重な工芸、魅力紹介 市総合文化財センターで企画展
城下町・花巻の名残をとどめる花巻傘の歴史をたどり、その魅力を紹介する企画展「城下町の仕事 花巻傘」が、花巻市大迫町大迫の市総合文化財センターで開かれている。番傘や蛇の目傘などが展示され、花巻傘の歴史や江戸時代から受け継がれている職人の和傘づくりの技術を伝える。8月25日まで。
花巻傘は、今から約220年前の享和年間(1801~04年)に花巻に流れてきた熊本の浪人が和傘を作り始め、そこで見習い内職する人が現れたのが始まりとされる。武士の内職として生産が盛んになり、明治維新後に本業化。戦前の1914~39年には年間20万本、戦後間もない48~59年ごろの最盛期には年間30万本の生産を誇った。
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momottoメモ
入館料は大人200円、小中高生100円(市内小中高生は無料)。
