北上・西和賀

円滑通行、産業振興期待 小倉山の2工区1.4キロ開通 主要地方道花巻大曲線 西和賀・沢内

テープカットとくす玉開きで小倉山の2工区開通を祝った関係者たち

 県が西和賀町沢内字川舟地内で整備を進めていた主要地方道花巻大曲線の小倉山の2工区の未供用区間が4日、開通した。同区間の開通により、道路交通の安全性向上や物流の効率化などが期待される。現地で開通式が行われ、関係者らが22年にわたった工事の完成を喜び合った。

 花巻市と同町を結ぶ花巻大曲線は、物流や産業振興、防災、地域間交流を支える重要な道路。県は1986年度に両市町の区間約8・5キロを4工区に分けて整備を開始。2工区は道幅の狭さやカーブの多さなどから車両の擦れ違いが困難なため、2002年度から道路整備事業(計画延長2・38キロ、総事業費約71億円)を進めてきた。

 今回開通した区間は川舟トンネル(延長約1キロ)を含む約1・4キロ。07年には「やすがさわトンネル」「新安ケ沢橋」などを含む900メートル区間が開通していた。

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