奥州・金ケ崎

戦時下の古里知って 奥州・胆沢特別企画展 被弾した鐘、飛行場資料など紹介 戦後79年

胆沢文化創造センターで開かれている「戦時下の胆沢を振り返って」

 恒久平和を願う第7回特別企画展「戦時下の胆沢を振り返って」は、奥州市胆沢南都田の胆沢文化創造センターロビーで開かれている。空襲で撃ち抜かれた小山国民学校の鐘、戦地からの手紙、小山飛行場の資料などを展示。戦後79年を迎え、訪れた人たちが資料を見ながら戦争当時に思いをはせ、平和への誓いを新たにしている。18日まで。

 同展は、市胆沢遺族連合会(鈴木公男会長)の主催で毎年8月に実施している。胆沢地域の住民をはじめ市民に資料の提供を呼び掛けたほか、戦時資料を収集する同市江刺の平和ミュージアム旧日本陸海軍博物館の協力を得た。

 今年は地域内の高橋集落の大火や小山飛行場の資料のほか、米軍機の機銃掃射で被弾した小山国民学校の鐘、戦地からの手紙、召集令状(赤紙)、地域に建立された忠魂碑の写真など約200点を展示。

 このうち小山飛行場の資料では、1945年8月10日の空襲で被害を受けた高橋集落の様子などを記した本や、同飛行場に関連する年表なども展示され、訪れた人たちが興味深く見入っている。

momottoメモ

時間は午前9時~午後9時(最終日は正午まで)。

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