参院補選向け始動 自民・見送り論も 立民・月内擁立へ【岩手】
広瀬めぐみ元参院議員=自民党離党、岩手選挙区=の辞職に伴う参院補選(10月27日投開票)について県内与野党は相次いで会合を開き対応を協議するなど、準備を本格化させている。
自民党県連は17日、常任総務会を盛岡市内で開いた。独自候補擁立見送りなどさまざまな声が上がったことを踏まえ、近く総務会を開いて対応を決定する。
県議など約20人が出席して非公開で行われ、藤原崇衆院議員(岩手3区)の15日付での県連会長辞任が報告された。
参院補選の対応については、候補者の「見送り」や「擁立」などさまざまな声があり、8月中にも総務会を開いて結論を出す方針。
岩崎友一会長代理は「常任総務会では本当にさまざまな意見を頂いた。これらの意見を踏まえ、近く開く総務会で参院補選の対応を決めたい」としている。
立憲民主党県連は18日、常任幹事会を盛岡市内で開き、早ければ今月中にも候補予定者を擁立することを確認した。
役員ら約20人が出席して一部非公開で行われた。参院補選については、遅くとも9月上旬ごろまでに候補予定者を擁立し、国民民主、共産、社民など県内野党との共闘態勢構築を目指す。
衆院選の対応については、9月の自民党総裁選後の衆院解散を視野に県連での準備を進める。
佐々木順一代表は「参院補選は勝利が絶対条件だという認識で戦いに臨みたい。政権交代を現実にさせるような候補者を選考したい」としている。