一関・平泉

争いなき世 祈り900年 厳かに金色堂建立法要【平泉】

中尊寺本堂での慶讃法要後、金色堂を訪れ読経を行う奥山貫首(左から2人目)ら一山の僧侶

 平泉町の中尊寺(奥山元照貫首)にある国宝・金色堂は20日、建立から900年を迎え、一山の僧侶による慶讃法要でみちのくの地で争いのない世界を目指した奥州藤原氏の初代清衡が浄土を具現化した仏堂建立の節目を祝った。

【11面に関連】

 本堂での法要には関係者や町内外からの来賓、一般参拝者約120人が参列した中、奥山貫首を導師に僧侶9人による法要が厳かに行われた。法要後は、1343(康永2)年に鋳造され普段突かれることのない旧鐘楼の梵鐘(ぼんしょう)(県有形文化財)が打鐘される中、僧侶らが金色堂までの参道約300メートルを練行。到着後は金色堂が納められた覆堂内に読経が響き渡った。

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