一関・平泉

14日 賑わい「ど市」 一関・錦町水天宮通り 今年は1回で盛大に

一関市の錦町水天宮通りで定着したど市。今年は9月の1回のみの開催で、さまざまなイベントを繰り広げる(資料)

 一関市の錦町水天宮通りを会場とする「いちのせき賑(にぎ)わい『ど市』」について、主催する実行委員会では、今年は9月14日の1回のみ開催とする。ここ2年間は年3回開いてきたが、1回に絞ることで盛り上げを図る。当日は20店舗ほどが出店し、餅まきのほか、タレントの天津木村さんと小松彩夏さんによるトークショーなど多彩なイベントを催してにぎわい創出を目指す。

 ど市は1997年にスタートし、名称には商売人の「ど根性」や土曜日の意味などが込められている。当初は春から秋にかけて毎月1回、土曜日に開かれ、売り手と買い手が触れ合いを深めるイベントとして定着した。新型コロナウイルスの影響で2020、21年は中止が相次ぎ、22年からは年3回に。23年は7、10月が日中に、9月は夜に開催された。

 ただ、ここ最近は来場者が減少傾向にあったことから、実行委では毎回テーマを設定したり、夜市を企画したりと、新たな形を模索してきた。今年のど市について協議した結果、開催を1回に絞り、イベントを集中させることとした。

 当日は、錦町水天宮通りを歩行者天国とし、松栄堂駐車場にメインステージを設定。午前10時に餅まきで幕を開け、同11時から同市出身でいちのせき大使でもある世界的ダンサーのSHUHOさんを招いたダンスイベントと、同市のダンススタジオCOREによるパフォーマンスを予定する。

 午後2時からは「いわて応援芸人」として知られる木村さんと、同市出身でいちのせき大使の小松さんによるトークショーを開催。同2時30分からは2人も参加して2回目の餅まきを行う。

 出店は飲食や雑貨を中心に多彩な顔触れとなる。

 実行委の小野寺宏眞会長は「ど市がマンネリ気味となっていたことで、趣向を変えて大きく開催しようと考えた。新しいど市にぜひ足を運んでほしい」と語っている。

 開催時間は午後4時まで。問い合わせは実行委事務局の一関商工会議所=0191(23)3434=へ。

地域の記事をもっと読む

一関・平泉
2025年5月10日付
一関・平泉
2025年5月10日付
一関・平泉
2025年5月10日付
一関・平泉
2025年5月10日付