1万1千人超利用 田園バス 金ケ崎町 昨年度実績公表
金ケ崎町が運行するコミュニティバス「田園バス」の2023年度利用実績は、年間延べ1万1747人に上り、最も利用が多かった路線は和光線で一日平均12・7人、少なかった路線は西根線で同3・6人だった。3日開会した町議会9月定例会一般質問で公表された。【8面に関連】
質問したのは阿部一之議員。公共交通機関の利便性向上対策について、田園バスの利用状況などを尋ねながら、町当局の考えをただした。
町内98カ所の停留所別では、多い順にスーパーアークス前が一日平均24・6人、金ケ崎駅が同11・3人、金ケ崎診療所が同10・3人など。一方で和光線の和光四組と潤沢、永徳寺線の金ケ崎町役場が年間10人未満だった。
併せて県交通の北上金ケ崎線と水沢金ケ崎線の廃止に伴い、4月から町独自に運行している無料シャトル車両の利用実績も公表され、7月までの4カ月間で延べ272人、1カ月当たりの平均は68人だった。
同町では田園バスの路線変更を含めた町内地域公共交通を再編し、26年度に運行を開始する方針を示している。
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