蔵書管理に強力助っ人 平泉・エピカ ロボット 全国初導入 画像解析AIシステム搭載
平泉町平泉の町学習交流施設エピカ内の町立図書館に7日、AI(人工知能)で蔵書管理を行うロボットが導入され、同施設でお披露目会が開かれた。利用者からの公募で「べんけーくん」と命名されたロボットは、蔵書の点検はもとより普段は入り口で来館者を出迎えるなどの役割も担う。
ロボットには、同施設を指定管理するシダックス大新東ヒューマンサービス(SDH、本社東京都渋谷区)がAI技術開発などに取り組むサイバーコア(本社盛岡市)と共同開発した蔵書点検システムKoKoBo(ココボ)を搭載。同システムは画像解析AIで本の背表紙を読み込むことで蔵書データベースと照合できるもので、職員の負担軽減はもとより夜間や休館時の点検作業も可能となる。
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momottoメモ
SDHは現在、全国100カ所の公立図書館の運営または館内業務を受託しており、同ロボットの導入はエピカが全国初。今後は全国の図書館での運用拡大や、導入により生まれた時間を利用者のために活用するなどのサービス向上に努めていくとしている。