観測所の研究知って 水沢南小 天文教室 ブラックホール解説【奥州】
国立天文台水沢VLBI観測所と奥州市による連携出前授業「キラリ☆奥州市天文教室」は9日、同市水沢福吉町の市立水沢南小学校で、5学年3学級の児童104人を対象に行われた。同観測所の本間希樹所長がブラックホールについて分かりやすく解説。児童らは身近にある同観測所で行われている研究について理解を深めた。
ブラックホールは、同観測所の研究者らの参加した国際研究チームが史上初の撮影に成功するなどしていることから、授業では「ブラックホールって何だろう?」をテーマに、本間所長が、それらの画像も使って解説。「重力がめちゃくちゃ強くて、入った物が出られない恐ろしい天体」などと話した。
また、シミュレーションソフト「Mitaka(ミタカ)」を使い、壮大な宇宙の旅を疑似体験する映像を見ながら、数え切れないほどある銀河の一つ一つにある巨大ブラックホールに思いをはせたほか、同観測所と世界をつなぐ電波望遠鏡などについても学んだ。
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