予想上回る反響 街ガチャin一関市 20日間で1000個販売 イベント出張続々
一関市観光協会によるカプセルトイを通じたまちおこしプロジェクト「街ガチャin一関市」が好評だ。市内の特産品や観光資源などをモチーフにアクリルキーホルダーを制作し、市内9カ所に専用機を設置したほかイベントにも出張し、稼働開始から20日間で既に1000個以上を販売。同協会では「予想以上」と反響の大きさに驚いている。
街ガチャはグッズ製作などを手掛けるfunbox(ファンボックス、本社東京都)の登録商標で、地域で広く知られ、愛されているスポットや店舗、食べ物、ご当地キャラクターなどをアクリルキーホルダーにして提供するカプセルトイ。一関市では、地域活性化起業人の岡宮道生さんの提案で県内では初めて導入された。企画・制作はfunbox、事業主体は市観光協会。
市内各地域からキャラクターや特産品などの推薦を受け、一関地域3種類、その他7地域は各1種類の計10種類のキーホルダーが作られた。
8月23日に稼働を開始。同日から3日間開かれた全国地ビールフェスティバルin一関の会場にも置かれ、同イベントだけで426個を売り上げた。さらに道の駅かわさきや道の駅むろねでも買い物ついでに購入する姿が見られており、今月11日現在で販売量は1047個に達した。
同協会では「目当てのキーホルダーを手に入れるために、何度も購入する人もいるようだ」とする。
今後は14日に同市千厩町の商店街で開かれるイベントやいちのせき賑(にぎ)わい「ど市」(同市・錦町水天宮通り)、21日の大東フェスティバル2024(同市大東町)、28日の東山うれし市(同市東山町)などにも専用機が出張して置かれる。価格は1回300円(税込み)で、スマートフォンによる電子決済でのみ支払いできる。