紫金山・アトラス彗星 酒井さん撮影成功【奥州】
奥州市水沢のアマチュア天文家・酒井栄さん(71)は、地球に接近している「紫金山・アトラス彗星(すいせい)」の撮影に成功した。
同彗星は2023年1月、中国の紫金山天文台が発見した。同2月には南アフリカの小惑星地球衝突最終警報システム「アトラス」が検出し、連名の名称が付けられた。観測結果などから、発見時には木星と土星の間にあった。
9月30日朝方に撮影した。西の空の低い位置にほうきのように長い尾を引いた姿を捉えた酒井さんは「紫金山・アトラス彗星をカメラで撮影することができ、とても感動している」と語っている。
酒井さんによると、同彗星は今月12日に地球に最接近するという。