夢つかむ諦めない心 元車いすバスケ日本代表・神保さん 東水沢中で授業【奥州】
元車いすバスケットボール男子日本代表でパラリンピック4大会出場の神保康広さん(54)を講師に迎えた体験型出前授業「あすチャレ!スクール」(日本財団パラスポーツサポートセンター主催)は17日、奥州市立東水沢中学校で行われた。対象は3年生128人。講話と競技用車いすを使った体験などを通じ、夢を諦めることなく挑戦し続ける大切さなどを学んだ。
神保さんは1992~2004年のパラリンピックに連続出場。メダルを獲得できなかった悔しさをバネに、NWBA(全米車いすバスケットボール協会)デンバーナゲッツ在籍時に全米選手権ベスト4入りを遂げるなど活躍。現役引退後は「スポーツで世界を一つにしたい」と、途上国での競技普及活動などに力を入れている。
講話では「将来のことを考える時間に」と、16歳でバイク事故を起こし、下半身まひとなって1年半引きこもった当時、励まし見守り続け、車いすバスケに出合うきっかけをつくってくれたという友人に感謝し「インターネットも普及していなかった当時、できることを知ることの大切さを痛感した」と振り返った。
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