一関・平泉

陽光に輝く冬の使者 きょう霜降

蒲沢堤で羽を休めた後、水しぶきを上げて南へと飛び立つハクチョウ=22日午前7時30分、一関市花泉町油島

 23日は二十四節気の「霜降」。暦の上では近づく冬を前に朝の気温が一段と下がり、大気中の水分が凍り霜が降りる頃とされる。県南各地には「冬の使者」ハクチョウが飛来している。

 22日の県内は高気圧に緩やかに覆われて晴れたものの、午後からは気圧の谷や湿った空気の影響で曇り。最高気温は江刺22・7度、一関22・6度、花巻21・5度、北上21・3度(いずれも盛岡地方気象台調べ)となった。

 越冬地として知られる一関市花泉町油島の蒲沢堤には10月中旬以降、北方からハクチョウが下り立ち、22日早朝は長旅の疲れを癒やす300羽以上の優雅な姿が水面を覆った。

 日が昇り周囲が明るくなり始めると、大きな白い羽を広げて水しぶきを上げながら次々と飛び立ち、堤の上を大きく旋回しては越冬地を目指して南へ向かう様子が見られた。

 同気象台によると、23日の県内は寒冷前線が通過するため曇りや雨で、激しく降る所がある見込み。

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