人が集える場所へ 真柴にキャンプ場 あすオープン ライブステージ完備【一関】
一関市と縁が深いシンガー・ソングライター佐野碧さん(神奈川県在住)は、祖父から受け継いだ同市真柴字矢ノ目沢地内の土地を活用して11月1日にキャンプ場「TSUNAGARI NO MORI―Artist Village Ichinoseki―」をオープンさせる。各種イベント開催などを通じて地域活性化の拠点としての役割も目指し、佐野さんは「どんな使い方がこの場所から生まれるのか楽しみにしている」と語っている。

佐野さんは仙台市出身で、母方の祖父母が住む一関市には子どもの頃からたびたび足を運んでいた。現在は国内外で精力的に音楽活動を繰り広げている。
キャンプ場は土地の活用に関して家族から以前「この山が人と人が集える場所になったらいいね」と言わたことなどをきっかけに、自分を見詰め直せる場所にもしようと約1万平方メートルの敷地で3年ほど前から準備を進めてきた。新型コロナウイルスの影響もあり本格的な工事はここ7カ月ほどで進めたといい、佐野さんを中心に有志で組織した「TSUNAGARI NO MORI事務局」が協力した。
オートサイトのキャンプスペースとして8区画を整備したほか、ツリーハウスと快適にキャンプを楽しめるグランピングテントも設置。2階建てのツリーハウスは木の温もりあふれる仕上がりで水道や電気設備を整えている。グランピングテントは夏は涼しく、冬は暖かみを感じさせリラックスできる空間をコンセプトにしている。施設では宿泊グッズも貸し出す。
敷地内には伐採した木々を活用した案内看板を設けたほか、新たにサウナエリアなどを設置する予定。また敷地には木製のステージやベンチを設けた「杜(もり)のLIVE会場」を整備しており、定期的な催しの開催も計画している。
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momottoメモ
施設は事前予約制で、キャンプ場検索・予約サイト「なっぷ」などで予約を受け付ける。
問い合わせは同事務局=メールアドレスtsunagarimori@gmail.com=へ。