奥州・金ケ崎

フード雑貨や野菜販売 あすまで どこどこ市、紅葉祭り【金ケ崎】

金ケ崎要害歴史館の軒下に店が連なる「こしゃる&どこどこ市」
趣のある侍住宅内に裂き織りの店などが並んだ「旧坂本家紅葉祭り」

 金ケ崎町西根の国選定城内諏訪小路重要伝統的建造物群保存地区(伝建群)で1日、「こしゃる&どこどこ市」(実行委主催)と「旧坂本家紅葉祭り」(ボランティア「えぐねの会」主催)が始まった。どちらも町内外からの出店により、手作りの手工芸品やパン、菓子、取れたての野菜などを買い求めることができるほか、指圧やヘッドスパなどの施術を受けることもできる。ともに3日まで。

 こしゃる&どこどこ市は▽佐藤家▽侍屋敷大松沢家▽片平丁旧大沼家侍住宅▽金ケ崎要害歴史館―を主会場に、3日間合わせて約60店が出店する。このうち同館では北上市を拠点に各地のイベントへ出向いているミニチュアフード雑貨「ぱん☆d’argile」が全日程出店。クロワッサンやメロンパンなどを本物そっくりの質感に再現したミニチュアの粘土細工が買い物客らの関心を集めている。

 加えて古民家カフェとなっている侍屋敷大松沢家や、協賛店の和洋食道エクリュ、お食事処かみしもでは食事なども楽しめる。

 旧坂本家紅葉祭りは旧坂本家侍住宅で開催。金ケ崎町の堀内農園が全日程出店して地場産野菜を、同町の寿々&美々が2、3の両日にアクセサリーを販売するほか、花巻市の女性による裂き織りの店「とんとこ織」が初日のみ出店。一関市の「れんげ」は2日まで出店し、指圧の施術を短時間で体験できる機会を提供している。

 他にも旧坂本家侍住宅では2、3の両日に飲食コーナーを開設。2日午前11時~午後2時に語り部から昔話を聞くイベント「昔っこでいっとぎま」が催される。

 主催関係者らは「見て、食べて、楽しんで、紅葉に色づく伝建群を満喫して」と来場を呼び掛けている。

 ともに開催時間は午前10時から午後4時(最終日同3時)まで。

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