商業体験 手応え実感 「H.F.カンパニー」最高賞 ジュニエコ決算発表【一関】
一関市内の小学5、6年生が模擬会社を経営する「ジュニア・エコノミー・カレッジ(ジュニエコ)inいちのせき」(一関商工会議所青年部主催、岩手日日新聞社など後援)は、2024年度の全日程を終えた。児童は営業計画の作成や仕入れなどの準備を自ら進め、販売も実際に経験。取り組み内容などを評価した結果、東山小と藤沢小児童による「H.F.カンパニー」がグランプリに輝いた。
ジュニエコは、子どもたちだけで模擬会社をつくり、計画から仕入れ、製造、販売、決算、納税の一連の商業活動を体験するプログラムで、同商議所青年部が16年度から実施。今回は7月に入校式が行われ、6チーム27人が参加した。株主役の保護者から出資してもらう資本金1万円と、銀行役の商議所青年部からの借入金1万円の計2万円の範囲内で仕入れの計画を立て、借入金は赤字でも返済するほか利子100円が掛かるルールで行われた。
各チームは会社の仕組みなどを学んだ上で、販売プランを作成。10月20日に同市の大町通りで開かれたいちのせき商業まつり「福の市」で実際に販売を体験した。児童は「いらっしゃいませ」「いかがですか」などと大きな声で呼び込みを図りながら、自ら仕入れ、考案した商品を売り込んだ結果、全チームが完売となった。
この記事の詳報を岩手日日紙面または電子新聞momottoでご覧いただけます。