缶入りで魅力発信 クラフトビール オンライン販売開始 ノイモンドブルーイング 一関
一関市のクラフトビールブランド「NOYMOND BREWING(ノイモンドブルーイング)」は、新たに缶ビールの販売を開始した。これまでは同ブランドを展開する同市大手町の居酒屋・NOYMOND BREWING&もんど(佐藤哲店長)の店内でのみ楽しめたが、オンラインで缶入りも販売することで全国、世界へその魅力をアピールする。
同ブランドは、もんどがビール工場を併設した店舗を目指して立ち上げ、2022年夏から展開。新商品開発を進めながら同店でさまざまなビールを提供している。
一方で缶入りでの販売に向けて準備を進め、今年9月から本格的に販売を開始した。現在は、試作品も含め4品目となる「メロウドリフト」と、キリンビールによる「東北とれたてホッププロジェクト」の一環で製造された「とれたてホップ ヴィタロッタ」を販売。メロウドリフトは白ブドウやかんきつ系の香りが広がり、口当たりが良く洗練された味わいの一品。ヴィタロッタは遠野産ホップを使いフルーティーな香りのセッションIPAで、程よい苦味が口の中で広がりながら軽やかな飲み心地を楽しめる。
ラベルも手作りで、ブランド名のノイモンドの由来となる新月をモチーフに各製品のイメージに合わせて変化させている。
今後も2カ月に1回程度のペースで新作を製造、販売する方針。ビールは基本的に1缶350ミリリットルで770円(税込み)。専用のオンラインショップで販売する。佐藤店長は「小さい醸造所で作るビールだが、皆さんに味わってもらい笑顔にできたらいい」と語っている。
