北上・西和賀

風流踊 勇壮に 北上、奥州 鬼剣舞公演

北上、奥州両市の4団体が風流踊を披露した特別公演

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されている「風流踊(ふりゅうおどり)」の特別公演(北上市教委主催)は24日、同市和賀町岩崎の鬼の館で開かれた。風流踊の一つとなっている「鬼剣舞」を継承する北上、奥州両市の4団体が舞を繰り広げ、訪れた観衆を魅了した。

 北上、奥州両市に伝承される鬼剣舞を含む風流踊は2022年11月にユネスコ登録が決定した。今回の特別公演では鬼剣舞連合保存会(和田勇市会長)を構成する岩崎鬼剣舞保存会、滑田鬼剣舞保存会(ともに北上市)、朴ノ木沢念仏剣舞保存会、川西大念仏剣舞保存会(ともに奥州市)から会員60人が出演。会場となった同館エントランスホールには215人が詰め掛けた。このうちトップバッターを務めた滑田鬼剣舞保存会は「一番庭」「八人加護のくずし」「三人加護」を披露。会員たちは、勇壮かつ華麗な演舞で観衆の目をくぎ付けにし、終了後には大きな拍手が送られていた。

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