おむつと安心 宅配 3カ月ごと市支援 乳児見守り訪問【一関】
いわて生協事業受託
一関市は、0歳児がいる子育て世帯に紙おむつを配達しながら子どもと保護者を支援する乳児見守り訪問事業「あんしんおむつ宅配便」を開始した。いわて生活協同組合が同事業を受託し、子育て経験のある女性職員が配達を担当する。4日に同市山目の一関保健センターで出発式が行われ、関係者が子育て環境充実に向けた事業のスタートを見届けた。
式には市や同組合、対象の親子ら約30人が出席。佐藤善仁市長は「人口が減少している中、できるだけ多くの人たちが赤ちゃんと関わることができる社会をつくらなくてはならない」、同組合の阿部慎二理事長は「お母さんたちに心配ごとや困りごとがあれば市につないで暮らしを支援していく」とあいさつ。おむつを配達する軽トラックが同センター前から出発した。
同事業は子育て世帯の孤立や育児に関する不安の解消を図り、早期支援につなげることが目的。市内に住所があり、4月1日以降に生まれた0歳児を養育している保護者が対象。子育て経験のある同組合の女性職員が訪問員となり、生後2カ月から1歳の誕生月まで3カ月に1回、子ども一人当たり1回につき2パックの紙おむつを対象者の自宅に無料で届けながら子育てに関する相談を受け付け、市の支援に結び付ける。
利用には申請が必要。
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momottoメモ
申請に関する問い合わせは市こども家庭課=0191(21)2165=へ。