プロ野球楽天 阿部選手 母校凱旋 一関・赤荻小で児童と交流
一関市出身でプロ野球・楽天の阿部寿樹選手(35)は6日、母校の市立赤荻小学校(小笠原浩校長、児童262人)で行われた創立150周年記念イベントに出席した。卒業以来の凱旋(がいせん)となる阿部選手はユニホーム姿で登場し、後輩たちと楽しく交流した。【15面に関連】
阿部選手は赤荻小1年の頃に赤荻スポーツ少年団に入り野球を始め、山目中学校、一関一高、明治大、ホンダを経て、2015年にドラフトで5位指名を受け中日に入団。23年に楽天に移籍した。今季は外野手や一塁手、三塁手として78試合に出場し、打率2割2分7厘、9本塁打、32打点の成績で、8月21日のソフトバンク戦でサヨナラ打を放つなど勝負強い打撃でチームを支えた。
赤荻小は1873(明治6)年に創立し、2023年に150周年を迎えた。記念事業として今年10月に合唱作曲家・子どもミュージカル作家の弓削田健介さんによる「いのちと夢のコンサート」が開かれており、今回は阿部選手を招いてイベントとしてトークショーなどが行われた。
「年に1、2度は実家に戻る」という阿部選手は後輩たちに向け「これから楽しいこと、つらいことなどいろいろなことがあると思うが、自分が信じることを一生懸命やってほしい」とエールを送った。