奥州・金ケ崎

感動呼ぶ 長英の半生 奥州市民劇キャスト熱演

奥州市民劇「長英の夢物語」で、捕らえられた長英が自刃し、最期を迎える直前の場面

 奥州市民劇「長英の夢物語―幕末の蘭学者・高野長英の生涯」(市文化振興財団主催、岩手日日新聞社など後援)は7日、同市水沢佐倉河の市文化会館(Zホール)で初日の公演が行われた。水沢三偉人の一人で、6月に生誕220年を迎えた蘭学者・高野長英(1804~50年)の半生を感動的に描き、客席から盛んな拍手が送られた。8日の最終公演は午後2時から行われる。

 郷土の先人を顕彰する舞台の第5弾。長英は、鎖国政策への提言をまとめた著作「夢物語」が幕府を批判しているとして投獄されるが、牢(ろう)屋敷の火災に乗じて脱走し、長い逃亡生活の末、追っ手に迫られて最期を迎えた。市民劇では没後に開国となり、名誉を回復するまでを2幕18場で描いた。

momottoメモ

8日は午後1時開場。当日券は一般2000円、高校生以下1500円。

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