Xマスケーキ作り大忙し【平泉】
24日はクリスマスイブ。県南地方の菓子店では、甘い香りが漂う工房内で洋菓子職人が次々とクリスマスケーキを仕上げている。
菓子製造・販売の松栄堂(本社平泉町、小野寺宏眞代表取締役社長)では、予約を含めた約3000個に対応するため、中野店勤務の洋菓子職人3人を中心とした専属スタッフが24日まで本社工場で作業を続けている。
23日にはたっぷりの生クリームにイチゴを載せた定番で一番人気の5号(直径約15センチ)サイズのほか、イチゴをスポンジの中だけでなく上に丸ごと16個も載せたぜいたくな数量限定品も作られ、サンタクロースやヒイラギなどの飾りを添えて箱詰めするまでの作業が手際良く進められていた。
原材料価格の高騰はケーキも同様だが、阿部満執行役員製造部長(50)は「企業努力でできるだけ昨年並みの価格に抑えている。ぜひ家族や親しい人と一緒に味わってほしい」と語る。