大船渡線と私 開業100周年プレ企画
今から74年前、小学校に入る前の年に、父と摺沢駅(一関市)から盛駅(大船渡市)まで汽車に乗って伯父(母の兄)の店へ行った。初めての長距離の旅で、行きは駅の名前を読み上げたりトンネルの数を数えたりしながらで楽しかった。
汽車には、母の実家がある千厩へ行く際に何回か乗っていた。大原からはバス(木炭バス)で、摺沢駅で汽車に乗り継いだ。
千厩まではトンネルがないが、盛までは多くのトンネルがあり、煙が車内に入りむせたことを記憶している。
しかし、盛からの帰りも汽車に乗ったと思うが、何も思い出せない。おそらくは疲れて寝ていたのだろう。
(一関市大東町・千葉耕士さん)
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企画/一関市観光協会、岩手日日新聞社