最後の学期 決意新た 一関・花泉小で始業式
県南地方にある小学校のトップを切って14日、一関市花泉町涌津の市立花泉小(門田徹校長、児童466人)で3学期の始業式が行われ、冬休みを終えて元気に登校した児童が一年のまとめとなる学校生活へ決意を新たにした。
門田校長は、2025年の干支(えと)の「乙巳(きのとみ)」はヘビのように脱皮を繰り返し、軟らかな枝のように折れず成長し続ける年だと説明した上で「3学期は短くあっという間に終わります。勉強の目標や暮らしの目当てをもう一度振り返り、いろいろなことにチャレンジしながら学年の締めくくりができるように頑張りましょう」とあいさつした。
児童を代表して児童会副会長の沼倉駿君(6年)は3学期の全体目標に名札を着けることと廊下を走らず歩くことを挙げた上で「6年生にとっては中学校への心構えをつくる学期。卒業まで一日一日を大切に、6年間のまとめを中学校につなげる」と決意を示した。
式後、1年生の教室では「家族で気仙沼まで初日の出を見に行った」「初詣は毛越寺でおみくじを引いてりんご飴を食べた」「おじいさん、おばあさんの家でウサギを触った」など、入学後初めての冬休みの思い出をまとめた絵日記を発表し合った。
県南地方の小学校46校では15日に10校、16日には最多17校で始業式が行われ、21日までに全校で3学期が始まる。