来月27日からくくり雛まつり 奥州・水沢
第24回「奥州水沢くくり雛(びな)まつり」(実行委主催、岩手日日新聞社など後援)は、2月27日から3月3日まで奥州市水沢字横町のメイプルなど市内3会場で開かれる。押し絵の技法で作られた郷土色豊かなひな人形「くくり雛」を多数公開するほか、小学生以上を対象に作り方を指導する体験コーナーも開設する。観覧無料。
他の会場は同市水沢字吉小路の市武家住宅資料館と同市水沢西町のみずさわ観光物産センター。このうち同センターには「くくり雛作り体験コーナー」を開設し、来月28日に「つるし飾り」、3月2日に「干支(えと)(巳(み))」をモチーフに作り方を指導する。両日とも時間は午前10時~正午。定員各10人。教材費各500円。小学生は保護者同伴が条件となる。
くくり雛は、江戸時代に水沢の画人・砂金竹香(1858~1930年)が広めたと伝わり、明治~大正時代に盛んに作られた。同まつりは、同地域に春の訪れを告げる風物詩となっている。
各会場とも開場時間は午前10時~午後4時。
体験コーナーの参加申し込みは市観光物産協会=0197(22)7800=まで。