地元の菓子店盛り上げ 一関・平泉42店舗 来月からスタンプラリー
菓子業界の盛り上げを図ろうと、「一関お菓子スタンプラリー」(県菓子工業組合一関、東磐両支部、一関商工会議所主催)は、2月1日から一関、平泉両市町で催される。2年ぶりの開催で、一関地方に数多くある菓子店を巡り購入してもらうことで、活性化を目指す。
同組合では毎年秋の一関地方産業まつり商工祭に合わせて県内外のスイーツを集めた「お菓子まつりinいちのせき」を開催していたが、新型コロナウイルスの影響で2020年から開催を見送った。一方で、コロナ禍で苦しむ菓子製造小売店支援の一環で、消費者に地元の菓子を楽しみ、良さを改めて知ってもらおうと、21年から冬にスタンプラリーを企画した。
3回目となった23年は応募が過去最多の968件に上るなど好評だったが、主催者は3回を一区切りと考え、24年は開催しなかった。しかし、菓子店や消費者から「もう一度開催してほしい」との要望が多かったことを踏まえ、2年ぶりに開催することとした。
今回は両市町の42店舗が参加。具体的には、各店でスタンプラリーカード(応募用紙)を配布し、500円以上の菓子を購入すればスタンプを1個押すことができる。異なる店舗のスタンプ4個を集め、住所、氏名、電話番号を明記して応募すれば抽選で賞品が当たる。複数の店舗の商品を提供している街なか産直新鮮館おおまちと道の駅厳美渓、道の駅むろね、道の駅かわさきの4カ所については、ボーナスポイントとして金額にかかわらず菓子を購入すればスタンプ1個が押印される。
賞品は2000円相当の菓子詰め合わせで、抽選で50人に贈られる。期間は3月14日まで。
問い合わせは事務局の同商議所=0191(23)3434=へ。
◆一関お菓子スタンプラリー参加店
◇一関市▽一関=寿屋菓子店、松栄堂地主町総本店、同中野店、同イオン一関店、佐々木製菓一関大町本店、同一会一煎イオンスーパーセンター一関店、亀の子せんべい本舗大浪萩荘本店、同上の橋店、田代製菓、千葉恵製菓イオンスーパーセンター菜の花菓子舗、菓子工房シェルブール、ブーランジェリー・ル・スリール、弥生グループ、大福屋、街なか産直新鮮館おおまち、道の駅厳美渓
▽花泉=菓子処おざわ、させい菓子店、須藤食品、さくら園、さくらいちのまち、パン屋さんキートス
▽大東=山二菓子舗、松月堂菓子店、石橋商店、まんじゅう屋
▽千厩=しばた菓子店、喜久屋
▽東山=冨士屋製菓パティスリーフジ、東山軒
▽室根=朝日堂製菓、扇家菓子舗、道の駅むろね
▽川崎=湖月堂、ぬくもり、ワークジョイかわさき、道の駅かわさき
▽藤沢=青葉屋、いとう屋、ほしのほほえみ
◇平泉町=菓子工房吉野屋、こがねや菓子店