北上・西和賀

岩崎鬼剣舞 サウジへ 来月公演 魅力アピール 北上 保存会、市長に意気込み

八重樫市長(右)にサウジアラビア公演の抱負などを語った(左から)斉藤さん、和田さん、八重樫会長

 北上市和賀町の岩崎鬼剣舞保存会は、2月5~8日にサウジアラビア東部州ダーラン市で公演を行う。同保存会はこれまでにも海外公演を成功させているが、中東での演舞は初めて。会員たちは今月29日に北上市役所を訪問し、八重樫浩文市長に「鬼剣舞の魅力をたっぷりと伝えてくる」と意気込みを示した。

 国指定重要無形民俗文化財の岩崎鬼剣舞は「風流踊(ふりゅうおどり)」の一つとして2022年11月、国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産に登録されている。現在は会員約30人が所属して、稽古に励んでいる。

 公演は日本と同国の国交締結70周年を記念して開かれる「日本文化の日」に合せて行われ、イベントには日本のアーティストら約50人が招待されている。同保存会からはおはやしと若手の踊り手合わせて8人が出演し、「カニむくり」「宙返り」など4演目を披露する。

 市役所には八重樫俊一会長(74)、和田勇一さん(75)、斉藤和人さん(31)が訪問し、八重樫市長に出演までの経緯や抱負を語った。八重樫市長は「北上だけでなく、日本代表としての出演となり、大変名誉なこと。体に気を付けて頑張ってきてほしい」と激励した。

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