一関・平泉

紙おむつ定額制で 一関市 公立保育施設・来月から試行 保護者、職員の負担軽減へ

 一関市は、紙おむつのサブスクリプション(定額制)サービスを市内の公立保育施設17カ所(保育園11カ所、こども園6カ所)で開始する。紙おむつの記名や保育施設への持ち込み、在庫管理などに関する保護者や保育士の負担を軽減することが目的。2、3月は無料で試行し、4月から本格運用を始める。県内の公立保育施設で同サービスを導入するのは同市が初めて。

 同サービスは、市内の公立保育施設に通う園児の保護者が毎月定額の利用料(月額税込み2290円)を事業者に支払うことによって紙おむつ、お尻拭きが事業者から施設に直接届けられ、園児が制限なく使用できる仕組み。対象は紙おむつを使用しているすべての園児で、利用を希望する保護者は事業者に直接申し込む。事業者は保育関連事業などを展開しているブリッジウェル(本社東京都)。

 市は、市内の公立保育施設で紙おむつを主に使用している0~2歳児の保護者を対象として2024年11、12月にアンケートを実施。その結果、保護者は紙おむつに1枚ずつ記名して施設に届けているが、毎日の補充や登園時の荷物の多さが負担になっており、同サービスがあれば利用したいとの声が多く寄せられていた。

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