一関・平泉

ヒツジ連日産声 一関・藤沢 アーク館ケ森

アーク館ケ森の分娩舎で母ヒツジと過ごす生まれたばかりの子ヒツジ

 一関市藤沢町黄海の農業体験施設アーク館ケ森で、飼育するヒツジが出産シーズンを迎え、分娩(ぶんべん)舎では生まれたばかりの子ヒツジが母親に寄り添って過ごしている。

 同施設では開業当初からサフォーク種を放牧飼育しており、本州最大規模という約300頭が牧場内の草を食べて除草に一役買っている。肉付きが良い品種で、近年は食肉としても出荷されている。

 ヒツジの出産期は1~3月で、同施設では今年、例年並みの約80頭が出産予定。妊娠したヒツジが集められる分娩舎では、毎日のように新しい命が誕生し、個室では母子が赤みがかった保温灯の下で暖を取っている。

 分娩舎は非公開だが、春には屋外で過ごす群れに新たな顔触れが見られそうだ。

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