一関・平泉

豆まき福招き 平泉・中尊寺 大節分会

本堂前の特設舞台から威勢よく豆をまく年男・年女や厄年の出仕者=平泉町・中尊寺

 平泉町の中尊寺(奥山元照貫首)で節分の2日、恒例の大節分会が開かれ、かみしも姿の年男・年女や厄年の男女、町内の幼稚園・保育所園児らが大相撲力士と一緒に本堂前の舞台から豆をまき、新たな年の招福や安寧を祈願した。

 同寺では、1982年に一般出仕者を募った大節分会が始まり、91年からは大相撲の力士を招いて豆まきを実施。今年は大翔鵬関(追手風部屋、モンゴル出身)が招かれた。

 本堂では、県内をはじめ首都圏からの一般出仕者60人を前に、一山の僧侶が大護摩祈とうを行い、厄よけと開運を祈願。その後、来賓や園児40人が加わり、3組に分かれて豆まきが行われた。

 奥山貫首が「祈とうで災いをはらったので、あとは皆さんで福を招いてください」とあいさつした後、出仕者代表による「天に花咲け、地に実なれ」の口上に続き全員で「福は内、鬼は外」と掛け声を上げながら豆をまいた。同日は落花生200キロと大豆10キロが用意され、本堂前に詰め掛けた多くの人たちが福をもたらす豆をこぞって拾い集めた。

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