受験 全国どこでも 県職員1種アピール型 試験方式見直し
県は、2025年度県職員採用1種試験の「アピール試験型」について、内容を見直し実施する。1次試験をSPI(総合適性検査)のみとし、全国各地の会場で受験できる方式に変更。受験の負担を軽減し、U・Iターンの促進や志願者の増加につなげる。
アピール試験型は、民間企業を併願する公務員試験対策をしていない学生や、転職希望の社会人などを対象に23年度から実施。受験資格は21歳以上45歳未満で、一般行政、総合土木、農学、畜産、林学、水産に、25年度から建築を追加し、計7職種で募集する。
このうち一般行政職は、1次試験で課していた論文を事前に提出する自己アピールシートに統合。他の職種は専門試験をなくし、2次面接で経験などを測る方式に変更する。これまで試験日を指定し盛岡市や東京都で実施していたSPIは、全国のテストセンターで、指定期間内の都合の良い日時を選択して受験できるようにする。
県人事委員会職員課の荒澤順子総務・任用担当課長は「就職活動中の大学生、転職を考えている社会人経験者、岩手へのU・Iターンを希望している方々に、『岩手県職員』も選択肢としてぜひ受験していただきたい」と話している。
2月上旬に先行実施枠、4月上旬に通常枠の詳細を特設の県職員採用ホームページに掲載する。問い合わせは同課=019(629)6241=へ。