摘み頃 イチゴ色づき きょう雨水
18日は二十四節気の雨水。寒さが次第に緩むのにつれて降る雪が雨に変わり、地表の雪や氷も解けて水になる頃とされる。
17日の県南地方は、午前中晴れ間がのぞいたものの午後からは低気圧や気圧の谷の影響で雨や雪。最高気温は江刺8・6度、花巻8・0度、北上と一関は7・9度(いずれも盛岡地方気象台調べ)だった。
一関地方のイチゴ栽培農家では3、4月の最盛期を前に出荷が本格化。暖かいビニールハウス内では、毎朝真っ赤な実の収穫が続けられている。
同地方の生産者14人で構成するJAいわて平泉いちご生産部会長の滝澤幸夫さん(64)=一関市花泉町老松=方でも、自宅敷地内に設けた広さ11アールのハウスで「さちのか」が実り、毎朝作業に追われている。
今季は雪が少ないものの朝晩冷え込む日が多く、滝澤さんは「原油高騰で暖房費がかさむが、ハウス内の気温を8度以下にしないよう注意しながら、出荷量と品質を確保していく」と語る。
同気象台によると、18日の県内は冬型の気圧配置となるため曇りや晴れで、雪の降る所がある見込み。