MRIで乳がん検診 着衣のまま、痛みなく 奥州・総合水沢病院 来月3日開始
奥州市総合水沢病院(菊池淳院長)は、3月3日から全身MRIの機能を使った乳がん検診を県内で初めて行う。一般的なX線検査(マンモグラフィー)に比べて胸部を圧迫しないため痛みを感じず、服を着たまま受診できる。受診者の心身に負担をかけずに、精度が高い検診手法を用いることで受診率向上につながると期待される。
同病院によると、乳がんは日本人女性の9人に1人が罹患(りかん)し、30~64歳女性のがんによる死亡者数は1位を占める。早期発見が重要な病気にもかかわらず全国の受診率は5割以下にとどまっているという。マンモグラフィーでは乳房を板で挟んだ状態で撮影することから、痛みが伴うほか、体を見られる恥ずかしさもあって、受診率に影響しているとされる。
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momottoメモ
MRIによる乳がん検診は平日のみ実施し、予約制で1日最大5件。料金は2万2000円。同病院健診センターで今月25日から予約を受け付ける。