地元企業を選択肢に 奥州・金ケ崎 高校生へ業務アピール
2024年度奥州・金ケ崎しごと理解ガイダンス(奥州市、金ケ崎町主催)は19、20の両日、同市水沢のプラザイン水沢で開かれた。管内の高校2年生らが地元企業に理解を深めるとともに、社員らのアドバイスに耳を傾け今後の職業選択について考えた。
高校生の地元就職促進と就業後の定着を図ろうと開催。両日合わせ、高校生が水沢商、岩谷堂、水沢第一、水沢農、水沢工、前沢、杜陵奥州校通信制から2年生を中心に約410人、企業は製造、建設、医療・福祉など60事業所が参加した。
生徒は希望職種に応じて学校の枠を超えたグループごとに3事業所、個人で2事業所のブースを回り、担当者から業務概要を聞き、質疑応答を行った。
同市水沢の林業機械製造大手、イワフジ工業は、担当者が部品加工や組み立て、溶接といった工場内の製造工程を説明。同社の大型林業機械やオペレーターが活躍する様子も紹介した。
生徒は在学中に取得しておくべき資格や残業の有無などを質問し、担当者は「必要な資格は入社後に取得できるので在学中に取らなくてもいい。正確さが求められる仕事なのでコミュニケーションが大事になる」などと回答。就職や社会人になるための心構えなども助言し、生徒は真剣な表情で聞いていた。