一関・平泉

閑散期の誘客に一役 雪上楽園あすまで 真湯温泉【一関】

24日に終了する雪上楽園。スノースライダーが人気を博している

 雪遊びを楽しんでもらおうと、一関ネイチャーセンターと一関市が同市厳美町の真湯温泉センタージャブジャブ広場に開設した「いちのせき雪上楽園2025in真湯温泉」は、24日で終了する。1月の開設以来、閑散期の誘客に一役買っており、主催者は「雪遊びを楽しんでほしい」と来場を呼び掛けている。

 雪上楽園は、国道342号真湯―須川高原温泉間が閉鎖されて閑散期となる冬季に、市街地から同温泉までのアクセスの良さや豊富な積雪量を生かし、雪遊びに親しんでもらおうと企画され、1月4日から2月24日までの日程で土日・祝日に開設。市の地域おこし事業(元気な地域づくり事業)として、NPO法人須川の自然を考える会や一関温泉郷協議会、ITO CREATIVE、市観光協会、世界遺産平泉・一関DMOが協力している。

 会場にはスノースライダーが大小に分けて作られたほか、テニスコートのスペースを活用して巨大迷路が設置された。今年はスタート時から積雪が豊富で、毎回多くの人でにぎわいを見せてきた。

 今季最後の開催となる三連休初日の22日も会場周辺には1メートルほどの積雪があり、家族連れらが訪れてスノースライダーなどを楽しむ姿が見られた。専用チューブでスノースライダーを体験した佐藤莉織さん(弥栄小学校1年)は「スピードが速くて楽しい」と語っていた。

 23、24日にも開催され、時間は午前9時15分~午後4時(最終入場同3時30分)。荒天時は中止や時間の短縮などの措置が取られる可能性がある。入場料金は1人1000円で、2歳以下は無料。小学生以下の入場者には真湯温泉の入浴無料券がプレゼントされる。スライダー用チューブなども有料でレンタルされる。開催状況や内容は雪上楽園公式ホームページなどで確認できる。

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