県内外

避難指示4500人超 焼損面積1400ヘクタールに拡大 大船渡山林火災

 大船渡市の山林火災で、市は1日、新たに141世帯333人に避難指示を出し、対象は計1896世帯4596人となった。焼損面積も約200ヘクタール増え約1400ヘクタールに拡大。ヘリによる上空からの消火活動などが続けられた。【時事】

航空部隊を追加要請

 県は同日夕、県庁で災害対策本部員会議を開き、同日午後3時現在の被害状況や関係機関を含めた対応状況などを確認した。上空からの消火活動態勢を維持確保するため、総務省消防庁が新たに4道県に航空部隊の出動を要請したことが報告された。

 同日午後3時までの空中消火活動は、自衛隊の大型ヘリ6機と防災ヘリ7機の計13機で128回行われ、計52万4200リットルを散水。県から消防庁を通じて派遣要請を受けた緊急消防援助隊は12都県の計445隊、1673人が現地で対応に当たった。

 会議で消防庁担当者は、同日新たに北海道、神奈川県、群馬県、埼玉県に航空部隊の出動を要請したと説明し、「24時間態勢で一刻も早い鎮圧、鎮火に向けて全力を挙げて対応していく」と語った。

 本部長の達増拓也知事は、緊急消防援助隊や自衛隊の懸命な消火活動に感謝した上で、「避難者が増えることに伴って避難所生活を安全で健康に、穏やかに送っていただくような支援をさらに強化していかなければならない。大船渡市と連携し、しっかり生活環境を守っていく」と述べた。

momottoメモ

▲記事全文はこちら

地域の記事をもっと読む

県内外
2025年3月22日付
県内外
2025年3月22日付
県内外
2025年3月22日付
県内外
2025年3月22日付