支援装う不審電話 県警注意呼び掛け 山林火災便乗か【花巻】
花巻市内で、大船渡市の大規模山林火災への支援を装った不審電話があった。個人情報を聞き出されたり、売るつもりのない品を買い取られたりする可能性があり、県警が注意を呼び掛けている。
県警生活安全部安全企画課によると、5日午後4時ごろ、花巻市内に住む高齢女性の自宅に、女の声で「大船渡の山林火災の支援物資を集めている」「食料品、着物、アクセサリー、宝石などなんでもいい、あす取りに行きたい」という電話があった。女性が「あすは不在だ」と伝えたところ、「玄関先に荷物を置いてほしい」と個人情報を聞き出そうとしてきたという。
今後も山林火災に便乗した悪質な不審電話による詐欺被害などが発生する恐れがあることから、同課では「寄付や支援を求める電話があっても絶対に個人情報を伝えず、一度落ち着いて警察に相談してほしい」としている。
momottoメモ
◆大船渡市に再建支援法 火災での適用は3例目
・一部避難解除を検討
・最大300万円給付へ準備 県対策本部
・被災者案じ陛下がお見舞い 侍従長から知事に
・災害義援金受け付け始まる 県、日赤など