花巻

鎮魂の鐘響く 花巻 ユネスコ協

被災地に思いを込めて鐘を突く参加者=花巻市城内の大手門鐘楼

 東日本大震災から14年を迎えた11日、花巻、北上の両ユネスコ協会は追悼イベント「鎮魂と復興の鐘を鳴らそう」を実施し、犠牲者の鎮魂と、復興の担い手となる子どもたちの健やかな成長を祈った。

 花巻協会(三田望会長)のイベントは、会員や一般市民ら約40人が参加して花巻市城内の市役所前の大手門鐘楼で行われた。

 全員で「ふるさと」を合唱したほか、発災時刻の午後2時46分のサイレンに合わせて黙とうをささげた。一人一人が交代しながら鐘を突き、静かに手を合わせて被災地に思いをはせた。下校中に参加する児童の姿も見られた。

 三田会長は「震災から14年になるが、遺族の方々はいつまでも癒やされることはない。残された人たちもどのように生活を立て直すか、困惑しながら今まで生きていると思う。山林火災、収束の兆しが見えない戦争もある中、安寧の世界が訪れることを願っている」と話していた。

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