「恋の成就」応援 地元産でシードル 世嬉の一酒造【一関】
一関市田村町の世嬉の一酒造(佐藤航代表取締役社長)は、新商品「恋するシードル」を発売した。一関・平泉産リンゴを使用し、人と人をつなぎ恋の成就を応援するシードルとして売り出される。
若き日に同酒造に滞在していた詩人で小説家島崎藤村が詩集「若菜集」に書き記した「初恋」を縁に、同酒造に建立され親しまれてきた「初恋神社」にちなみ商品化。JAいわて平泉から仕入れたリンゴを活用し、発酵させてアルコール飲料とした。
LANDOR(東京都)シニア・デザイナーの大嶽千春さんが、パッケージデザインを担当。リンゴ形でだるま風の顔に、宮沢賢治や秀衡塗、県鳥のキジ、猊鼻(げいび)渓など本県の自然や伝統文化をイメージとした。
6種類あり、ピンク(恋舞)、赤(恋槌(づち))、オレンジ(恋矢)、青(恋水)、緑(恋雉(きじ))、紫(恋星)でそれぞれ恋の神様が登場。恋を運んだり、思い人の心を射貫いたり距離を縮めたりするなどの願いを込めた。
ジョナゴールド(ピンク、赤、オレンジ)とふじ(青、緑、紫)それぞれ年間3000本ずつ醸造。1本715円(税込み)で、同酒造売店やインターネットで販売する。
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