希望を胸に巣立ちの時 小学校で卒業式【一関】
県南地方の小学校で、卒業式シーズンを迎えた。15日は一関市、奥州市、金ケ崎町の4校で行われ、児童は思い出の学びやを巣立った。
一関市立赤荻小学校(小笠原浩校長、児童265人)では5年生や教職員、保護者、来賓ら約150人が見守る中、卒業生47人が式に臨み、小笠原校長が一人一人に卒業証書を授与。「皆さんが入学時、年号が平成から令和に改元され、翌年には新型コロナウイルスという未知なる感染症が広がった。激動と困難の中にあっても、皆さんは笑顔を忘れずに学校生活を楽しみ、勉学にいそしんできた。これからも夢や希望をしっかり持ち、自分の力を信じ努力を積み重ねていってください」とエールを送った。
卒業生は入学時からの日常の学校生活をはじめ運動会、修学旅行、学習発表会などの学校行事を振り返りながら、5年生や教職員、父母らに感謝のメッセージを披露。「数え切れない思い出と大きな夢を持つことができた。卒業生47人は皆さんから頂いた数々の励ましの言葉を胸に、希望を持って旅立ちます」と誓い、「翼を広げて」を合唱。最後に出席者全員で校歌を斉唱し、卒業生の門出を祝った。
県南地方の各校では18、19日にかけて卒業式のピークを迎える。