豊かな食感楽しんで 西わらび醤油漬け販売 西和賀産業公社
西和賀町の西和賀産業公社は、2025年版のユキノチカラ「プレミアム西わらび醤油漬け」を数量限定で販売している。今季は過去最多となる1600袋を出荷。農林水産省の地理的表示(GI)保護制度に登録された「西わらび」の中でも最高品質のみを使った商品で、豊かな食感とうま味を味わえる。
西和賀に自生する西わらびはあくやすじが少なく、粘りととろっとした食感が特徴。町は09年から西わらびのブランド化に取り組んでおり、町内の栽培者を中心に品質を上げるため優良株を研究。20年からは通常の西わらびに比べ太くて軟らかい優良系統(黒わらび)の栽培を推進し、より上級の「プレミアム西わらび」として商品化している。
町内には黒わらびを栽培している農家が3軒あり、商品に使用しているのは昨春に一番摘みされたもの。収穫した黒わらびを塩漬け保存し、北海道産の上質な「根昆布だし」と合わせてしょうゆ漬けにした。
今季は15日に販売を開始した。内容量100グラム。価格は税込み680円。なくなり次第販売終了となる。
町内の同公社直営の道の駅錦秋湖や湯夢プラザ、結ハウスをはじめ、フレッシュフィールド青果ひらの(北上市)や道の駅かわさき(一関市)など県内の産直や物産館、同公社オンラインショップ「にしわがのみせっこ」などで取り扱っている。
5月にはユキノチカラ「プレミアム西わらび・生」を販売する。藤原朝子営業企画課長は「高品質の西わらびだけを使った商品で、昨年も好評を得て完売した。これから旬を迎える西わらびの味を一足早く味わってほしい」とPRしている。
問い合わせなどは同社=0197(82)2211=へ。