奥州・金ケ崎
「君は天然色」時報に 地元出身 大瀧詠一さん作曲 江刺地域防災無線 ８振興会、要望活動実る【奥州】
奥州市江刺地域で行政防災無線から放送される時報が１７日、同市江刺梁川出身のシンガー・ソングライター、大瀧詠一さん（１９４８～２０１３年）が作曲した「君は天然色」に変更された。大瀧さんの功績と知名度を高めようと、八つの振興会がタッグを組んで行った市への要望活動が実った。同曲のアップテンポなメロディーが流れると、関係者が拍手して喜んだ。「大瀧さんの聖地巡礼の一つになってほしい」と期待する声が挙がっている。
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同日は、正午の最初の放送を前に、同市江刺の梁川地区センターで記念式典が行われ、住民ら約２０人が出席。主催者を代表してあいさつした梁川振興会の菊池均会長（７６）は、大瀧さんと同級生で「彼は小学４年生まで梁川で暮らしたが、その後はヒット曲を世に送り出すなど活躍してくれた。時報で流すことは幾多の課題もあったが実現できてうれしい。皆さんに早くなじんでくれることを願う」と語った。
君は天然色は１９８１年３月に発売され、数々のヒット曲を生みだした大瀧さんの代表曲の一つ。ＪＲ水沢江刺駅では２０２０年１０月から新幹線の発車メロディーに使用されている。
